異世界猫編
最強の宿屋の主人、毛布に沈む
街道一の寝心地を誇る宿屋の主人サバジ。通販で届いた新しい毛布を客室に敷いたところ、ふみふみが止まらず自分が沈んでしまいます。猫ファンタジー第7弾、毛布に勝てない猫の回です。
- ・街道一の寝心地を誇る宿屋の主人
- ・通販で新しい毛布が届く
- ・ふかふかの毛布にふみふみ
- ・猫が勝てないものランキング1位が入れ替わる
この短編で起きること
今夜の客のために、宿屋の主人サバジが届いたばかりの毛布を客室に敷きます。手で伸ばすつもりが、前脚が交互に沈む。ふみ、ふみ、ふみ。目が細くなり、喉が鳴り、やがて主人は毛布の真ん中で丸くなって動かなくなります。客が着いても起きません。街道一の寝心地は、主人が先に確かめました。
なぜ猫は毛布をふみふみするのか
猫が柔らかい布を前脚で交互に押す「ふみふみ」は、子猫のときに母猫の乳をよく出すために押していた動きの名残りだと言われています。大人になっても安心しているときや眠る前に出るので、飼い主のひざや毛布の上でふみふみするのは「落ち着いている」というサインです。爪が出ることがあるので、お気に入りの毛布は少し厚手のものにすると布も膝も守れます。
シリーズの案内
「異世界猫編」の第7弾です。前の回は王女の間で揺れる垂れ幕に登ってしまった女官ミケ。この回は戦わずに眠ってしまう、シリーズでもいちばん穏やかな負け方です。次は鏡の間を守る鏡守サファイアが、新しい姿見に映った自分に威嚇する回に続きます。
A: 鏡 / B: 水
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