異世界猫編
最強の鷹匠、一枚の羽根に敗れる
十九年、王家の鷹を一羽も逃がしたことがない鷹匠ツバサ。届いた新しい振り鳥から抜けた羽根が一枚舞い、鷹の前で飛びついた結果、鷹小屋の全羽を空へ放ちます。猫ファンタジー第40弾。
- ・王家の鷹を操る猫の鷹匠
- ・通販で新しい振り鳥が届く
- ・抜けた羽根一枚に飛びつく
- ・鷹を全部逃がす
この短編で起きること
王家の鷹小屋で、鷹匠ツバサが通販で届いた新しい振り鳥(鷹を呼び戻す道具)を試します。振った瞬間、羽根が一枚抜けてふわりと舞う。ツバサは鷹の前で、その羽根に飛びつきました。鷹小屋の扉が開き、驚いた鷹が一羽、二羽、全部空へ。十九年ゼロだった記録は、一枚の羽根で全羽に更新されました。
猫と鳥の関係
猫にとって鳥は本来の獲物で、羽根の動きや鳥の声にはもっとも強く反応します。窓の外の鳥を見て「カカカ」と歯を鳴らす仕草は、獲物を前にした興奮だと言われています。逆に、飼い猫が外に出ると野鳥を捕ってしまう問題もあるので、室内飼いが推奨されています。この回の鷹は猫より大きいので、逃げたのは鷹のほうでした。
シリーズの案内
「異世界猫編」の第40弾、ひと区切りの回です。前の回は小屋で自分の影と戦って舞台を崩した影絵師カゲ。第1弾の勇者トラマルから始まった「猫が勝てないもの」は、この回で40種類になりました。異世界猫編はここでいったん区切りとなり、以降は鉄道模型の街で駅長を務める猫の実写シリーズ「駅長猫編」へ続いています。
A: 蜘蛛の糸 / B: 氷のかけら
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