異世界猫編
最強の鐘楼守、鈴に振り回される
十年無遅刻で時を告げてきた鐘楼守カネ。通販で届いた首輪の鈴が動くたびに鳴り、その音の出どころを探してその場で回り続け、時報に間に合わなくなります。猫ファンタジー第12弾。
- ・鐘楼で時を告げる無遅刻十年の番人
- ・通販で鈴つきの首輪が届く
- ・動くたびに鳴る音の出どころを探す
- ・自分の首を追ってその場を回り続ける
この短編で起きること
鐘楼の番人カネに、通販で鈴つきの首輪が届きます。付けた瞬間、ちりん。歩けば、ちりん。振り向いても、ちりん。音の出どころを探して首を回し、体を回し、鐘楼の上でくるくると回り続けます。時報の鐘は鳴らず、町の人は時計を見上げたまま。ランキング1位は自分の首の鈴に入れ替わりました。
猫の首輪の鈴は付けていい?
首輪の鈴は、猫の居場所が分かる、外で小鳥を狩りにくくするといった利点があります。一方で、猫は人よりずっと聴覚が鋭く、動くたびに耳元で鳴る鈴を嫌がる子もいます。付けるなら小さくて音の柔らかいものにし、嫌がる素振りがあれば外してあげてください。首輪自体は引っかかったときに外れる安全タイプが安心です。
シリーズの案内
「異世界猫編」の第12弾です。前の回は石の工房で自分の毛玉を鑑定した錬金術師キナコ。この回で1ダース目です。次は大陸を渡り歩く無敗の交渉役、行商人ソラが茶葉の紙ぶくろに入って出てこなくなる回に続きます。
A: 紙ぶくろ / B: 輪ゴム
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