異世界猫編
最強の魔法使い猫、自分の魔法に負ける
魔法学院の最終試験に挑む魔法使い猫フェリックス。詠唱は完璧、光の魔法は成功。しかし自分が出した光の点を本能で追いかけてしまいます。猫ファンタジー第3弾、光の点に勝てない猫の回です。
- ・最終試験は光の魔法
- ・詠唱は完璧、魔法は成功
- ・自分が出した光の点に反応
- ・猫が勝てないものランキング1位が入れ替わる
この短編で起きること
試験官の前で杖を掲げ、フェリックスは光の魔法を唱えます。宙に浮かぶ小さな光の点。成功です。ところがその点が床をすべった瞬間、魔法使いは杖を放り出して光を追い始めます。壁に、机の下に、試験官の足元に。試験は中断し、「猫が勝てないものランキング」の1位が光の点に入れ替わって終わります。
なぜ猫はレーザーポインターの光を追うのか
床を走る光の点は、猫にとって小さな獲物が逃げる動きそのものです。狩りの本能が刺激されて、つかまえられないと分かっていても追ってしまいます。ただし本物の猫で遊ぶときは注意点があります。光は絶対につかまえられないので、最後まで追わせると欲求不満になることがあります。遊びの終わりにおやつやおもちゃなど「つかまえられるもの」に着地させると満足して終われます。目に直接当てないことも忘れずに。
シリーズの案内
「異世界猫編」の第3弾です。前の回は迷宮の最深部で宝箱より段ボールを選んだ探検家猫ノア。この回から舞台が「城」寄りになり、次は王の間を守る無敗の近衛騎士シロガネが、通販の荷から出てきたビニール袋に敗れる回に続きます。
A: ビニール袋 / B: きゅうり
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