異世界猫編
最強の穀倉番、麦わら帽子に消される
王国の穀倉から六年鼠を出さなかった番人ワタ。届いた麦わら帽子が風で伏せて落ち、その丸い影を巣穴と見なして入り、帽子ごと歩いて麦の山を崩します。猫ファンタジー第23弾。
- ・王国の穀倉を守る白い番人
- ・通販で麦わら帽子が届く
- ・伏せた帽子の影を巣穴と判断する
- ・帽子をかぶったまま麦の山を崩す
この短編で起きること
穀倉の番人ワタのもとに、通販で麦わら帽子が届きます。風でふわりと飛んだ帽子が伏せて落ち、床に丸い影を作る。ワタは巣穴と判断して影の下へもぐり込み、帽子をかぶったまま歩き出します。前が見えないまま麦の山に突っ込み、六年守ってきた穀倉が麦の海になりました。
なぜ猫は帽子や箱をかぶって歩くのか
猫は頭の上に囲いがあると落ち着く一方、視界が塞がれると出ようとして歩き回ります。帽子や紙袋をかぶったまま後ずさりしたり歩いたりするのは、狭い場所に入りたい気持ちと、暗いのは困るという気持ちの両方が働いた結果です。本物の猫の場合は、慌ててぶつかる前に外してあげてください。
シリーズの案内
「異世界猫編」の第23弾です。前の回は森の坂を一粒のどんぐりと一緒に転がり落ちた森番モミジ。この回の白い番人ワタは、麦の中で真っ白になるオチが第26弾の粉挽きコナと対になっています。次は王家の織物を十二年任されてきた機織りアヤが、毛糸の玉に巻き取られる回に続きます。
A: 糸まき / B: 水面の月
動画のコメント欄で回答を受け付けています。
For You
あなただけのオリジナルZIPPOを作りませんか?
中西工房が一点ずつ制作する、完全オリジナルのZIPPOライター。受注生産・両面フルカラー印刷・¥9,800〜。
デザインギャラリーを見る →