デザインストーリー
「推し」の一文字に、あふれる熱量を
ネオンのピンク、シアン、イエローが交錯するライブ会場。少女がペンライトを高く掲げ、全身で声援を送っている。そのかたわらには、力強い和文「推し」の二文字が主役として大きく躍る――このデザインは、いま多くの人の生活を彩る「推し活」のときめきと熱量を、手のひらの表裏にまるごと閉じ込めた企画です。表面は文字を主役にした高揚感あふれる一枚、裏面は声援を送る別ポーズ。応援の気持ちが、そのまま形になった一台です。
誰かを応援する時間は、その人自身の毎日をも明るくしてくれます。推しがいるから今日もがんばれる。その素直な熱を、いつでも持ち歩けるかたちにしたいと考えました。会場の外でも、あの一体感の余韻をそっと携えられるように。日常のふとした瞬間に取り出して、また明日への活力を受け取る。そんな存在になれたらと願っています。
「推し」という言葉を、堂々と掲げる
このデザインの主役は、キャラクターではなく、まず「推し」という和文タイポです。あえて文字を大きく据えることで、デザインは一気にメッセージ性を帯びます。誰かを好きだという気持ち、応援したいという熱、その純度をそのまま掲げる。ペンライトを握る少女が、その言葉に寄り添うように配置されています。
推し活という文化のいちばん美しいところは、その気持ちに嘘がないことだと思います。好きだから応援する。ただそれだけの、まっすぐな熱量。日本語の「推し」という一語には、その素直さがぎゅっと詰まっています。その言葉を、恥ずかしがらずに、むしろ誇らしく前面に出す。それがこのデザインの一貫した姿勢です。文字を主役にするという選択そのものが、応援する気持ちへの敬意でもあるのです。
光を振る少女、声援を送る少女
表面がペンライトを掲げる応援の瞬間なら、裏面は同じ少女が両手を振り、ハートを送る別ポーズです。裏には文字を入れず、キャラクターの動きだけで語らせました。表で光を掲げ、裏で心を届ける。くるりと返すだけで、応援の熱がさらに一段高まっていく構成です。
両面を貫くのは、ネオンなピンク・シアン・イエローのライブ照明と、統一された画風。派手な色をあえて重ねることで、あの会場の熱気と高揚感を再現しました。表裏で配色と光を揃えることで、別ポーズでありながら「同じライブの、同じ子」だと一目で伝わります。二枚の絵が、ひとつの盛り上がる瞬間の連続として感じられる。そんなつながりを大切にしました。ペンライトの光跡が、そのまま次のカットへ流れ込んでいくような、勢いのある構図です。会場を満たすあの熱、名前を呼ぶ声、揺れる無数の光。ライブという体験にしかない一体感を、たった二枚の絵のなかに凝縮したいと考えました。表と裏を行き来するうちに、あの日の高揚がじわりとよみがえってくる。そんな余韻を目指しています。
露出を抑えた、健やかな熱量
推し活は、あくまで前向きで健やかなカルチャーです。だからこのデザインでも露出は抑え、弾けるようなポーズと満面の笑顔で魅力を伝えることを大切にしました。全年齢で楽しめる、上品でポップな萌えキャラ路線です。誰の手のなかにあっても、明るく心地よい。そんな空気をまとわせています。応援する喜びは、後ろめたさのない、まっすぐな感情です。そのまっすぐさに寄り添う、健やかで前向きな一枚であること。それをいちばん大切にしました。
手のなかに、応援の灯を
このデザインを載せるのは、無骨で頼れる金属ケース。ポケットから取り出すたび、「推し」の二文字と少女の笑顔が、あの日の応援の気持ちを鮮やかに思い出させてくれる。オリジナルZippoライターとして仕立て、名入れやアレンジを重ねれば、あなただけの一台に。ライブの記念に、推しのカラーに合わせて、と自分だけの物語を刻めます。
文字の勢い、ペンライトの光、少女の弾ける表情。そのどれもが同じ熱を帯びるよう、一枚ずつ色と線を調整して仕上げています。
中西工房では、こうしたキャラクター企画のオリジナルジッポー製作を、一台から丁寧に承っています。自分の推し活のお供として、あるいは同じ熱量を分かち合う仲間への贈り物として。手のひらのなかに、いつでも灯せる応援の光を携えてみませんか。取り出すたびに、あの日のときめきがそっとよみがえります。











