デザインストーリー
変身する前と、変身したあと
誰にでも、ふたつの顔があります。制服を着て静かに過ごす日常の顔と、心の奥でこっそり抱えている「本当はこうありたい」という願いの顔。魔法少女という題材は、その二面性をいちばんまっすぐに描ける存在だと思うのです。
表には、制服姿の少女。落ち着いた午後の光のなかで、はにかむように微笑む、ごくふつうの一日。裏には、光のリボンとステッキをまとった変身後の姿。抑えた日常と、まばゆい非日常を、一台の表裏で対比させました。
動と静、色の彩度で語る
表側は、抑えたトーンで日常を描きました。自然光、静かなポーズ、控えめな配色。あえて派手にしないことで、めくったときの落差が生きてきます。
裏側は一転して、彩度を上げた光の演出。ステッキを高く掲げ、光のリボンが渦を巻く。同じ少女、同じ顔立ちなのに、まとう色と動きだけでこんなにも印象が変わる。その変身の瞬間を、金属の中に留めました。
手仕事で光を宿す
変身シーンの魅力は、なんといっても光の表現です。きらめきのグラデーション、リボンの透け感、ステッキの輝き。こうした繊細な光を金属に落とし込むには、色の重なりをていねいに調整する工程が欠かせません。
そうして仕上げたオリジナルZIPPOライターは、開くたびに小さな変身の合図を灯してくれるようです。日常の自分と、なりたい自分。その両方を手のなかに持てる——そんな心強さが、この一台にはあります。
節目の記念に
新しい一歩を踏み出すときや、自分を励ましたいとき。変身の物語は、そんな節目にそっと寄り添います。名前や日付を添えれば、決意のお守りのような一台になります。
贈りものとしても、相手の「これからの変身」を応援する気持ちを込められます。派手に語らず、けれど確かに背中を押してくれる。そんな距離感がこのデザインには似合います。
手のなかのきらめき
静かな日常の表と、まばゆい変身の裏。相反する二面は、実は同じひとりの中にあるものです。カチリと蓋を開けるたび、あなたのなかの「なりたい自分」がふっと顔を出す。そんな小さな魔法の合図を、この一台に込めました。











