デザインストーリー
発射台の彼女
ヘルメットを片手に抱え、夜空を見上げる静かな立ち姿。表面に描いたのは、打ち上げ直前、発射台の傍らに立つ女性宇宙飛行士です。裏面には、同じ夜空を焦がしながら打ち上がるロケットの姿を。静けさから爆発的な推進力へ——一瞬の転換を表裏に閉じ込めたデザインです。
カウントダウンという時間
ゼロになる瞬間まで、すべてが静止しているように感じられるカウントダウン。その静けさと、発射の瞬間に解き放たれるエネルギーとのコントラストを、このデザインのテーマにしました。表は星明かりの下の落ち着いたインディゴ、裏は炎と光跡が夜空を切り裂く劇的な一枚。ひとつの夜を、ふたつの時間軸で描いています。
準備してきた者だけが見る景色
打ち上げの瞬間は一瞬でも、そこに至るまでには膨大な準備と静かな覚悟があります。何かに向けて長く準備を重ねてきた人、大きな一歩を踏み出そうとしている人へのエールを込めたデザインです。
一瞬で世界が変わる感覚
Zippoライターの蓋を開け、火花が散り、炎が灯る——その一瞬にも、小さな「点火」の感覚があります。日常の中に潜む、小さなリフトオフの瞬間に寄り添える一本にしたいと思って制作しました。
星空という舞台装置
夜空を舞台に選んだのは、昼間には見えない星々が、打ち上げの瞬間だけ主役の背景になるからです。無数の星の下でひとり佇む彼女と、その星々を切り裂いて上昇していくロケット。壮大な宇宙のスケール感と、個人が抱える小さな覚悟を同じ画面に収めることで、このデザインならではの高揚感を生み出しています。
誰も見ていない場所での覚悟
打ち上げ前の管制室や整備エリアには、多くの人が関わっていますが、発射台の直前に立つのは、最終的には本人ひとりです。周囲の期待や不安をすべて背負いながらも、静かに前を見据えるその姿には、覚悟を決めた人だけが持つ特有の落ち着きがあります。誰かに背中を押してもらうのではなく、自分自身の意思で一歩を踏み出す——そんな瞬間を象徴するデザインとして仕上げました。
炎という共通のモチーフ
ロケットの噴射炎は、Zippoライターの炎と同じように、小さな一点から生まれて大きな力へと変わっていくものです。裏面に描いた噴射の光跡は、単なる推進力の表現ではなく、小さな決意が大きな結果へとつながっていく過程そのものを象徴しています。火を灯すという行為が持つ可能性を、宇宙規模のスケールで表現した一本です。
重力を振り切る瞬間
地上にとどまり続けることは簡単ですが、そこから飛び立つには膨大なエネルギーが必要です。裏面のロケットが重力を振り切って上昇していく姿は、現状維持からの脱却を選んだすべての人へのエールでもあります。安全な場所にとどまるか、飛び立つか——その選択をした人に寄り添える一本にしたいと考えました。
静寂と爆音の対比
発射直前の管制室に流れる静寂と、点火した瞬間に響き渡る爆音。このデザインは音を描くことはできませんが、色とライティングのコントラストによって、その音の変化までも感じ取ってもらえるよう構成しています。
新しい挑戦への贈り物に
独立や転職、新生活のスタートなど、人生の打ち上げの瞬間を迎える人への贈り物としてもおすすめです。カウントダウンの先にある景色を、いつもポケットの中に。静かな準備の先には、必ず大きな景色が待っています。











