デザインストーリー
静と動、その先にある勝利
表面に描いたのは、スタートライン直前の静かな緊張。ゴーグルを構え、前だけを見据えるその表情には、まだ何も語られていません。裏面に描いたのは、同じ人物がチェッカーフラッグを手にする瞬間。緊張から歓喜へ——ひとつの物語のビフォーとアフターを、表と裏に閉じ込めたデザインです。
同じ人物、違う表情
このデザインのこだわりは、表裏で同一人物・同一衣装を描いていること。違うのは光と表情、そして感情だけです。曇り空の下で静かに集中する冷たいトーンから、勝利の瞬間の暖かな金色の光へ。ページをめくるように蓋を開けるたび、緊張と歓喜のふたつの時間を行き来できる仕掛けにしました。
結果を出す人への敬意
目標に向かって静かに集中し、結果を出した瞬間に心から喜ぶ——そんな一連のプロセスに敬意を込めています。仕事でもスポーツでも趣味でも、何かに本気で向き合う人の背中を、そっと押せるデザインでありたいと思っています。
節目の贈り物として
受験や試合、大きなプレゼンなど、これから何かに挑む人への「頑張れ」の贈り物としても。あるいは、何かを成し遂げたばかりの人への「おめでとう」としても使える、両方の場面に寄り添える一本です。
ライティングで語る感情
このデザインでは、色や構図以上にライティングの変化で感情を語ることにこだわりました。表面は曇り空の下、抑えたトーンで集中力を表現し、裏面は勝利の瞬間らしい暖かな金色の逆光で歓喜を照らし出しています。同じキャラクターでありながら光ひとつで印象がここまで変わるのか、と感じてもらえたら、このデザインの狙いは成功です。
表裏をひっくり返す楽しみ
この一本の魅力は、蓋を開けるだけでなく、ライター本体をひっくり返すことでも物語が動き出す点にあります。緊張した朝の顔から、歓喜に満ちた顔へ。掌の中で表裏を切り替えるたびに、まるで自分自身の挑戦の記憶を巻き戻しているような感覚を味わえるはずです。机の上に置くときも、あえて表裏を日替わりで変えてみるなど、自分なりの楽しみ方を見つけてもらえたら嬉しいです。
ゴーグルという小道具の意味
スタート前は目のすぐそばに構えられ、視界と外の世界を隔てる境界線のような役割を果たすゴーグル。ゴールした瞬間には額の上に押し上げられ、ようやく素の表情がのぞきます。ひとつの小道具の位置が変わるだけで、緊張から解放への移り変わりがはっきりと伝わるよう、細部にまでこだわって描きました。
結果が出るまでのすべてを肯定する
このデザインが伝えたいのは、勝利の瞬間だけがすべてではないということです。スタート前の静かな集中も、結果を出すための大切な時間の一部。過程と結果、そのどちらも等しく価値があるという考え方を、表裏どちらも主役級に描くという構成そのものに込めています。
誰かのための一本として
自分自身への挑戦の記録として持つのはもちろん、頑張っている誰かを応援したいときの贈り物としても選びやすいデザインです。言葉で励ますのが照れくさいときも、この一本を渡すだけで気持ちが伝わるはずです。
手元に置く意味
緊張の朝も、歓喜の瞬間も、どちらも人生の大切な一場面です。表裏をひっくり返すたびにその両方を思い出せるオリジナルZIPPOは、単なる火をつける道具を超えて、自分だけの物語を携帯するような存在になってくれるはずです。挑戦を控えたポケットの中に、そっと忍ばせてみてください。











