デザインストーリー
誰もいないホームで
茜色に染まる空の下、田舎の無人駅にぽつんと一つの明かりが灯る。錆びたベンチ、誰もいないホーム、紫へと暮れていく線路。このデザインは、その「黄昏の無人駅」の静けさを絵画タッチで切り取った一枚だ。
静けさを描く
にぎやかさの対極にある、静かな情景。だからこそ、画面には音がないような余白を大切にした。ホームの一灯だけが暖色で、ほかは茜から紫へと沈んでいく。その小さな明かりが、見る人の視線をそっと引き寄せる。
旅情という感情
無人駅には、独特の旅情がある。これから旅立つのか、旅から帰ってきたのか。誰かを待っているのか、もう会えない誰かを思い出しているのか。物語を決めつけず、見る人の数だけ物語が生まれる余白を残した。特定のスタジオの画風を真似ず、その叙情だけをオリジナルのタッチで描いている。
裏面は夕暮れの連なり
裏面には、小さな駅の灯と夕暮れの雲を連続パターンにした。表が「ひとつの駅」なら、裏は「いくつもの夕暮れ」。手の中で回すたび、通り過ぎてきた無数の駅を思わせる連なりだ。
心を静める一本
感情を昂らせるのではなく、静める方向のデザインだ。一日の終わりにふと眺めると、肩の力が抜けていく。旅好きや、静かな時間を大切にする人への贈り物にも合う。オリジナルZIPPOとして、黄昏の静けさをいつでも手元に呼び出せる一本に。











