デザインストーリー
ひと晩の中にある、ふたつの表情
夏祭りの夜には、賑やかな時間と静かな時間の両方があります。今回のオリジナルZIPPOライター製作は、綿菓子を手に満面の笑みを見せる少女を表面に、同じ夜、線香花火をじっと見つめる後ろ姿を裏面に描いた、両面で物語が完結するデザインです。
表は、はしゃぐ時間
出店の灯りに照らされながら綿菓子を頬張る瞬間は、夏祭りの中でもいちばん賑やかな時間です。屋台のざわめき、遠くから聞こえる太鼓の音、友達との笑い声——そんな高揚感をそのまま閉じ込めるように、明るい表情と動きのあるポーズで表面を描きました。
裏は、静まる時間
けれど、祭りの夜には必ず静かな時間も訪れます。人混みから少し離れ、しゃがみ込んで線香花火の小さな火花を見つめる後ろ姿——それが裏面の主題です。同じ少女、同じ夜でありながら、表とはまったく違う空気をまとっています。
同じ画風、違う温度
表裏を同じ配色・同じ光の質感で統一することで、「同じひと晩の中にあるふたつの表情」というテーマを成立させました。オレンジとピンクを基調にした夜祭りの色合いは共通していますが、表は動きのある構図、裏は静止した構図にすることで、温度の違いを演出しています。
こんな方に
夏祭りや浴衣姿のキャラクターを推している方、表裏で物語が完結する対比構成が好きなコレクター気質の方、そして「にぎやかさ」と「静けさ」の両方に共感できる方に選んでいただきたい一本です。
こんな場面で
自分へのご褒美として、夏の思い出や特別な一夜を形にしたい方に選ばれています。誕生日プレゼントとしても、表裏で物語が完結する特別感が喜ばれています。名入れ対応・完全オリジナル製作なので、大切な日の思い出として名前を添えることもできます。
線香花火という、儚さの象徴
パチパチと爆ぜたあと、やがて静かに落ちていく線香花火の火花は、祭りの終わりや夏の儚さを象徴するモチーフとして描きました。表の高揚感と対になることで、この一本全体に一晩の物語としての奥行きが生まれています。
ZIPPOライターに宿る、ふたつの光
蓋を開けたときに灯る炎は、綿菓子の灯りのようににぎやかにも、線香花火の火花のように静かにも見えるはずです。ZIPPOライターという道具そのものが持つ「炎」という要素と、このデザインのテーマがどこか重なる部分があると感じています。
ひと夏の記憶を、そのままに
賑やかだった時間も、静かだった時間も、どちらも本物のひと夏の記憶です。そのどちらも切り捨てずに一本のライターに閉じ込められたら——そんな思いを込めて、この表裏一対の物語を仕上げました。
F構成が描く「オチ」のある物語
両面ストーリーの面白さは、表だけ、裏だけでは完結しないところにあります。表面の笑顔だけを見た人が、裏面をめくって初めて「同じ夜だったのか」と気づく——そんな小さな発見の瞬間を作ることを、このF構成のデザインでは大切にしています。柄で誤魔化さず、裏面も主役級に描き切ることにこだわりました。
夏祭りという、日本の原風景
浴衣、屋台、綿菓子、線香花火——これらはどれも、日本の夏を象徴する記号として長く愛されてきたモチーフです。あえて目新しい設定を加えず、誰もが知っている懐かしい情景を丁寧に描くことで、幅広い世代に共感してもらえるデザインを目指しました。
贈る側の気持ちに寄り添う一本
大切な人と過ごした夏祭りの記憶がある方、これから誰かと特別な夏を過ごしたいと考えている方への贈り物としても選ばれています。表と裏、ふたつの表情を持つこのデザインは、贈る側の「伝えたい気持ちの重層性」にも重なるのではないかと考えています。
賑やかさと静けさ、そのどちらも肯定する
人はしばしば、賑やかな自分と静かな自分のどちらかを選ばなければいけないような気がしてしまいます。けれどこのデザインは、そのどちらもが同じ一人の中にある自然な感情だと伝えたくて作りました。表裏をひっくり返すたびに、自分自身の中にあるふたつの表情にも、そっと目を向けてもらえたら嬉しいです。夏が終わるたびに、この一本を眺めてその年の夏祭りを思い出してもらえる、そんな定番の一本になれたらと願っています。











