デザインストーリー
二度とない、この一度のために
「一期一会」——茶の湯から生まれたこの言葉は、いま目の前にある出会いは生涯にただ一度きり、だからこそ心を尽くす、という思想を四文字に込めています。慌ただしい毎日のなかで、私たちはつい「またいつか」と先送りにしてしまう。けれど、本当に同じ瞬間は二度と訪れません。
そのことを、手のひらの道具にそっと刻みたい。そう考えて生まれたのが、このタイポグラフィデザインです。
文字が、絵になる
主役は、墨の勢いで書かれた「一期一会」の四文字だけ。あえて絵柄を足さず、筆のかすれと、たっぷりとした余白で構成しました。差し色は朱の落款をひとつきり。引き算を重ねるほど、言葉そのものの強さが立ちあがってきます。
和紙のような質感を背景に敷くことで、金属でありながら、どこか温度を感じる仕上がりに。裏面は墨のかすれと小さな落款を静かに散らし、表の緊張感をやわらかく受けとめます。
言葉を持ち歩くという贅沢
良い言葉は、目に入るたびに姿勢を正してくれます。火を点けるその一瞬に「一期一会」の四文字が目に入る。たったそれだけで、いま隣にいる人との時間が、少しだけ特別なものに思えてくる。
大切な人への贈り物として、あるいは自分への戒めとして。文字を持ち歩くという、少し静かな贅沢を。オリジナルZIPPO(ジッポー)ライター製作として、一面ずつ丁寧にお仕立てします。








