デザインストーリー
シール帳に貼られた小さな夢
プリントシール機で撮った写真を、シール帳にびっしり貼り込んでいく。デコペンで縁取りをして、キラキラのフレームで飾って。その一枚一枚に、当時の小さな夢や憧れが詰まっていました。友達と順番待ちの列に並び、どのフレームにするか話し合う時間さえも楽しかった記憶があります。
"DREAM" という言葉を主役に
このデザインは、プリクラのデコ枠モチーフとジェムのシールを重ね、その中心に "DREAM" のバブルレタリングを主役として配置しました。パステルレインボーのグラデーションが、写真を貼り込んでいたあの高揚感を思い出させてくれます。撮った瞬間の笑顔と同じくらい、フレームを選ぶ時間にもワクワクが詰まっていたことを思い出します。
パステルレインボーの多幸感
一色に絞らず、複数のパステルカラーを重ねることで生まれる多幸感を大切にしました。ピンク、ラベンダー、ミント、イエローが順番に顔を出す配色は、プリクラ機のフラッシュがぱしゃぱしゃ光る瞬間の楽しさを思わせます。どの色も主張しすぎず、それでいて全体として賑やかな印象を作るバランスを意識しました。
フレームという小さな額縁
プリクラのデコ枠は、写真という一瞬の記録を特別なものに変える小さな額縁でした。今回のコラージュでも、その「飾ることで特別になる」という感覚を大切にし、ジェムやリボンのモチーフで丁寧に縁取りを施しています。
Zippoライターに刻む憧れ
Zippoライターという長く使う道具に、"DREAM"という言葉を刻む。それは、当時抱いていた小さな憧れを、今の自分がまだ大切にしているという証にもなります。開けるたびに、少し前を向けるような一本を目指しました。
裏面のキラキラフレーム
裏面は同じパステルレインボーのプリクラ枠×ジェムのコラージュですが、あえて文字を入れずに構成しています。表の "DREAM" が主役として際立つよう、裏面は華やかな枠飾りで支える役割です。
撮る前の準備も含めての楽しさ
プリクラを撮る前に、髪型やポーズを鏡でチェックする時間も含めて、あの体験は完成していました。今回のデザインでも、写真そのものではなく「撮るまでの高揚感」をモチーフとして表現するため、フレームや装飾のディテールに時間をかけています。
憧れを更新し続けるということ
当時思い描いていた夢と、今抱いている夢は形が違うかもしれません。それでも「何かに憧れる」という気持ちそのものは、形を変えながらもずっと続いていくものだと思います。"DREAM"の文字には、過去の憧れだけでなく、これから更新されていく新しい夢への祝福も込めました。
何度も見返したくなる一枚のように
お気に入りのプリクラは、何年経っても見返すたびに当時の気持ちを鮮やかに蘇らせてくれます。このデザインも、時間が経つほどに味わいが増していくような、そんな一本になってくれたらと願っています。手元に置くたびに、少しだけ心が明るくなる存在です。
余白を埋め尽くす楽しさ
プリクラのデコ枠は、余白を残さずぎっしりと飾り立てることに一種の達成感がありました。今回のコラージュでも、ジェムやフレームのモチーフを丁寧に敷き詰め、見る人が「よくここまで詰め込んだな」と思わず笑ってしまうような密度を目指しています。整然とした余白の美しさとは真逆の、賑やかで愛おしい過剰さこそが、このデザインの魅力だと考えました。
一瞬を特別に変える儀式
プリクラを撮るという行為は、ただの記録ではなく、その瞬間を特別なものに変えるひとつの儀式でした。友達と顔を寄せ合い、フレームを選び、シールを貼り込む。そのすべての工程に意味があったように、このデザインもひとつひとつの装飾に丁寧な手数を重ねています。
何年経っても褪せない高揚感
時代が変わっても、フレームに飾られた瞬間の高揚感だけは色褪せずに残り続ける。そんな普遍的な喜びを表現しています。
何度でも撮り直したくなる気持ち
一枚に納得できなくてまた撮り直す、そんな粘り強さも込みで青春でした。このデザインにも、その諦めない気持ちを重ねています。
ふと取り出すたびに、当時の高揚感がよみがえる。そんな存在であり続けたいと思います。











