デザインストーリー
「一期一会」を、光る文字として持ち歩く
茶道の心得としても知られる「一期一会」。今この瞬間の出会いは二度と同じ形では訪れない、という考え方は、贈り物にも、日々の小さな決断にも、静かに寄り添ってくれる言葉です。この言葉を、あえて伝統的な書のタッチのまま、ネオンサインのように発光させてデザインしました。
なぜ「書×ネオン」なのか
和文タイポグラフィのデザインは、文字そのものが主役になる分、書体選びと余白の取り方がすべてを左右します。今回は力強い筆文字のストロークを活かしつつ、その輪郭に沿ってシアンとアンバーのネオン光を纏わせることで、伝統的な言葉に現代的な発光感を持たせました。夜の街の看板のような佇まいでありながら、書としての品格を損なわないバランスを何度も検討しています。
余白の取り方にもこだわりました。文字を画面いっぱいに広げるのではなく、周囲に夜の街のボケた光を残すことで、「言葉が街の一角に灯っている」ような佇まいを演出しています。力強さと静けさ、その両方を同居させることを意識しました。
職人の手仕事で、一つの物語に
文字入りのデザインは、線のかすれや止め・払いのニュアンスが命です。中西工房では、オリジナルZIPPOライターとして製作する際、筆文字の勢いを保ったまま、発光表現による滲みが文字の可読性を損なわないよう細部を調整しています。小さな金属面の上でも「読める、かつ美しい」ことを重視した仕上げです。
裏面のデザインについて
裏面は文字そのものを繰り返すのではなく、筆のストロークを思わせる光の粒を連続パターンとして敷き詰めました。表の「言葉」を、裏が静かに包み込むイメージです。
長く使える相棒であるということ
一期一会という言葉は、一度使ったら終わりのものではなく、日々何度も思い出すことでこそ意味を持ちます。ZIPPOはオイルを補充しフリントを替えながら何十年も使い続けられる道具です。この言葉を刻んだ一本を、特別な日だけでなく、日常の中で繰り返し手に取ってもらえたらと考えています。
こんな方に、こんなシーンに
- 節目の贈り物、出会いや別れの記念に
- 和のデザインを今どきのテイストで楽しみたい方に
- 茶道・武道など伝統文化に親しみのある方に
一度きりの出会いを、いつも手のひらの中に。オリジナルジッポーライターとして、あなたの「一期一会」を形にしてみませんか。











