デザインストーリー
「栄光」という、二文字の重さ
サッカーの世界で勝者が手にするものを、たった二文字で言い表すなら——それは「栄光」でしょう。華やかでありながら、その裏には数えきれない敗北と犠牲が積み重なっている。軽々しくは使えない、重みのある言葉です。このデザインは、その二文字を力強い筆文字に託し、日本の美意識で表現しました。
墨の濃淡が宿す、勝負の気迫
主役は、和紙の質感の上に大胆に書かれた「栄光」の二文字。筆の入りからかすれ、墨だまり、そして払いの飛沫まで——一筆の中に勝負師の気迫を込めています。墨の黒は、勝利の裏にある泥臭い努力の色。そこへ金の箔押し風アクセントをひと差しすることで、その努力が結実した瞬間の輝きを添えました。隅にはさりげなく小さなサッカーボールを。和の様式とスポーツの情熱が静かに出会う構図です。
言葉を背負う、という贈り方
日本人にとって、漢字には言霊が宿ります。「栄光」を持ち歩くことは、その言葉に恥じない生き方をするという、静かな誓いでもあります。サッカーに打ち込む人へのエールに、勝負の世界に生きる人への餞別に、あるいは自分を奮い立たせるお守りに。墨と金のコントラストは、年齢や性別を問わず凛とした品格を漂わせます。
海外への贈り物にも映える
漢字の美しさは、海外の人々を惹きつけてやみません。サッカーを通じて知り合った外国の友人へのギフトとしても、「栄光=Glory」という意味を添えれば、これ以上ない記念になります。日本らしさと普遍的な価値観が同居する一本です。
裏面は静かな余韻で
裏面には、金のボールと筆の飛沫を散らした連続柄を。表の力強い二文字を、静かな余韻として受け止めます。黒地に金が沈み、手に取るたびに凛とした緊張感を返してくれます。
栄光という言葉を、てのひらに。その重さごと、職人が真鍮に刻みます。











