デザインストーリー
雨があるから、虹がある
"No rain, no rainbow."——雨が降らなければ虹は架からない。つらい時間の先にこそ、美しいものが待っている。ハワイで愛されてきたこの言葉を、ヴィンテージ・レタリングの温度そのままにライターへ落とし込みました。
主役は、前を向く一語
表に大きく据えたのは「NO RAIN NO RAINBOW」の四語。セリフ体とスクリプト体を混ぜたヴィンテージの書体で、深いティールの地にクリーム色の文字が浮かびます。文字の背後にはほんのりと虹色のグラデーションを忍ばせ、雨粒のモチーフがさりげなく寄り添います。派手すぎず、けれど確かに前を向く——そんな佇まいに仕上げました。
裏は、小さな虹
裏に回すと、小さな雲の上に架かる虹がひとつ。表のメッセージを、語りすぎずにそっと締めくくります。たっぷりの余白が、虹のささやかな存在感を引き立てます。
言葉を持ち歩くということ
絵柄ではなく言葉を主役にしたデザインは、持つ人の心模様を映します。落ち込んだ日にポケットから取り出して、ふとこの一語を目にする。それだけで、雨のあとの空を思い出せる——お守りのような役割を果たしてくれます。
ティール×虹色という配色
深いティール(青緑)は、落ち着きと清涼感を併せ持つ色。そこに淡い虹の差し色を載せると、子どもっぽくならず、大人が持てる希望の色合いになります。金属ボディに載せると、印刷物とは違うしっとりとした発色が生まれます。
こんな方へ
試練のさなかにいる人、新しい一歩を踏み出す人へのエールとして。「雨のあとには必ず虹がある」という想いを、押しつけがましくなく手渡せる一台です。自分用には、くじけそうな日を支える小さな相棒として。
仕立てについて
中西工房では、文字の存在感と虹の差し色のバランスを一台ずつ調整し、過剰にならない明るさを狙って仕上げます。ティールの深さと虹の彩度まで、希望の空気を壊さないよう配慮。あなたの選んだ言葉を、長く寄り添う一台に刻んでお届けします。








