デザインストーリー
前に進み続けることの、シンプルな力
「KEEP GOING」——止まるな、続けろ。これほど直接的に前進を促す言葉もない。励ましの言葉は時に遠回しで、受け取る側が解釈に迷うことがある。しかし「KEEP GOING」は違う。迷いを断ち切り、ただ一方向を指し示す。
ウィンストン・チャーチルが語ったとも、マーティン・ルーサー・キングが演説で使ったとも言われるこの言葉。誰が最初に言ったかより、今この瞬間それを必要としている人がいる、ということの方が大切だ。
デザインについて
インダストリアルな太字コンデンスサンセリフで「KEEP GOING」を大きく刻んだ。深いチャコールの背景に、ホワイトの力強い文字が浮かぶ。わずかにディストレス(擦れ加工)を施した質感が、長い旅路の重みを感じさせる。
テキストの下にはかすかなロードストライプのアクセント。それだけで「道」の比喩が成立し、前へ進む意志を視覚的に補強する。装飾を削ぎ落としたミニマルな構成が、言葉の力をより際立たせる。
裏面には同じ色調のシェブロン矢印が連続パターンで続く。閉じれば表の言葉、開けば裏の矢印。ライターを使うたびに方向を確認するような感覚だ。
どんな人に
転職や起業、受験、リハビリ、失恋からの回復——前に進み続けることが試される場面は、人生の随所にある。壁にぶつかったとき、誰かに「頑張れ」と言うより、「KEEP GOING」と刻んだオリジナルZIPPOを渡す。その方がずっと長く、その人の手元で言葉が生き続ける。
毎日使うものに刻まれた言葉は、見るたびに意識の中に入り込む。手帳の言葉や壁のポスターより、ポケットの中のライターの方がずっと近くにある。
使い込むほどに
ディストレス加工のデザインは、実際の使用で傷や風合いが増すほどに本物らしさが出る。工場を出たばかりのピカピカより、少し使い込んだ姿の方がむしろ「KEEP GOING」らしい。時間が経つほど、デザインと歴史が一体になっていく。中西工房のオリジナルジッポーライター製作で、前へ進む意志を手に刻もう。








