日本神話シリーズ
娘は八人、七人はもう喰われた【古事記・ヤマタノオロチの正体】#shorts
八つの頭、八つの尾、十六の赤い目。背には苔と杉、体は八つの谷と峰をまたぐ。古事記が書き残したヤマタノオロチの姿を、実況風の短編で数字とともに確かめます。
- ・八つの頭・八つの尾・十六の赤い目という古事記の描写
- ・背に苔と杉、体は八つの谷と八つの峰をまたぐ大きさ
- ・娘は八人いて、七人がすでに喰われている
この短編で映る場面
「八人いた、七人喰われた」という叫びから始まります。山を越えて来る頭が八つ、尾も八本、目は十六、背中には杉。谷を八つ、峰を八つまたぐ大きさで、腹はただれて血だらけ。そして「今夜、また来る」。最後にスサノオの「あの化け物は、私が斬る」という一言で締まる約20秒です。討伐の場面ではなく、化け物の正体を実況で並べる回です。
古事記に書かれた大蛇の姿
この短編の描写は、ほぼ古事記の記述そのままです。原文では、目は赤かがち(ほおずき)のようで、ひとつの体に八つの頭と八つの尾があり、体には蘿(こけ)と檜や杉が生え、長さは八つの谷と八つの峰にわたり、腹を見れば常に血でただれている、とあります。娘が八人で七人が喰われた、という数も古事記の通りです。「八」が繰り返されるのは、当時「八」が「たくさん」を表す数だったからだと解されています。
大蛇の正体は何だったのか
ヤマタノオロチの正体については、出雲を流れる斐伊川(ひいかわ)の氾濫を化け物にたとえたのだ、という説がよく語られます。八つに枝分かれした川筋、山を削って赤く濁る水、毎年娘を奪う災いという見立てです。確かなことは分かっていませんが、動画で描かれる「腹がただれて血がにじむ」姿を、鉄分で赤く染まった川と重ねて読む人もいます。この短編の後は、実況ショート「娘を櫛に変えて髪に挿した」編、本編は「ヤマタノオロチ 完結編」です。
A: 助かった / B: 喰われた
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