デザインストーリー
サッカー好き、でも子どもっぽくはしたくない
スポーツモチーフのグッズには、ひとつジレンマがあります。好きなのは間違いないけれど、いざ身につけるとなると「子どもっぽく見えないか」が気になる。応援グッズのような派手さは、大人の日常には少し浮いてしまうこともある。このデザインは、その悩みにまっすぐ答えるために生まれました。
具象を捨てて、幾何学で語る
選手やエンブレムを描く代わりに、選んだのはサッカーそのものを構成する「かたち」です。ボールを形づくる五角形と六角形、ピッチに引かれたセンターサークルとペナルティアーク、芝のストライプ。これらを抽象化し、規則正しいパターンへと昇華しました。パッと見はモダンな幾何学柄。けれどサッカーを知る人がよく見れば、にやりとできる——その二段構えが狙いです。
緑と白、そして一点のオレンジ
配色はピッチの緑と、ライン・ボールの白を基調に。そこへ差し色としてウォームオレンジを一点だけ忍ばせました。全体を引き締めながら、無機質になりすぎない温度感を添えています。フラットベクターのクリーンな質感は、プレミアムなスポーツウェアのような上質さ。手に持ったときに「持ち主のセンス」がにじむ仕上がりを目指しています。
どんなシーンにも馴染む懐の深さ
抽象柄の強みは、TPOを選ばないこと。ビジネスバッグから取り出しても、週末のカフェでも、浮くことがありません。サッカー愛を声高に主張するのではなく、知る人ぞ知る合図として持つ。そんなスマートな楽しみ方ができます。
表裏で完結する連続美
裏面は表とシームレスにつながる連続柄。手の中で回したときに途切れない一体感が、所有する満足を静かに高めます。ボールの多面体とピッチのラインが組み合う様子は、眺めているだけで小さな発見があるはず。
声高に叫ばない、でも確かにサッカーが好き。そんな大人のための一本です。火を灯すその手元に、品のいい緑のリズムを。










