デザインストーリー
月を見ていた人たちのことを思う
三日月を見るとき、遠い誰かのことを思う。万葉集の歌人も、芭蕉も、西行も、みな月を見て詩を詠んだ。月は変わらない。それだけが変わらない。
同じ月の下で、時代も場所も違う人たちが、同じ孤独と同じ美しさに打ち震えた。そのことを、夜空を見上げるたびに思い知る。月が照らした無数の人間の物語——その一員として今夜もまた、同じ月を見上げている。
このデザインについて
細く優雅な三日月を深いミッドナイトネイビーの空に浮かべた。装飾は最小限。月と、ほんの数粒の星だけ。余白は夜の静寂そのものだ。
日本の月の詩情——侘び寂び、もののあわれ——そういった美意識がこのミニマルな構図に宿っている。和の感性と洋のプロダクト(ZIPPO)が静かに交わる場所。三日月の曲線が持つ繊細な美しさは、過剰な装飾なしに最もよく伝わる。
裏面には小さな金の星が夜空に散るシームレスパターン。三日月の表と、星空の裏。開くたびに宇宙が広がる感覚だ。
夜型の人、詩を愛する人へ
深夜に仕事をする人、夜景が好きな人、詩や文学を愛する人——このデザインは、昼よりも夜に生きる感性の持ち主に向けて作られた。プレゼントとして渡すなら、「月を見ながら使ってほしい」とひとこと添えてほしい。
性別を選ばないデザイン
月のモチーフは男女を問わず受け入れられる稀有なデザインだ。シンプルな線と深い夜空の色彩は、誰の手にも自然に馴染む。ペアギフトにも、一人へのプレゼントにも、自分用の一本にも相応しい。中西工房のオリジナルジッポーライター製作で、夜の静けさを手に刻もう。










